1989-03-24 第114回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会外交・軍縮小委員会 第1号
それどころかソ連は、日本国有の領土である国後、択捉、色丹諸島に七八年以来師団規模の陸軍やミグ23約四十機を保有する空軍を配備しております。日ソ関係の真の安定化と発展のため相互信頼を築くことが基本的に重要でありますが、そのために今必要なことは、ソ連が四島を返還して日本との間に平和条約を締結する必要があることを政治的に決定して、真剣な話し合いを行うことだということを私は信ずるものであります。
それどころかソ連は、日本国有の領土である国後、択捉、色丹諸島に七八年以来師団規模の陸軍やミグ23約四十機を保有する空軍を配備しております。日ソ関係の真の安定化と発展のため相互信頼を築くことが基本的に重要でありますが、そのために今必要なことは、ソ連が四島を返還して日本との間に平和条約を締結する必要があることを政治的に決定して、真剣な話し合いを行うことだということを私は信ずるものであります。
サンフランシスコ平和条約の千島列島の範囲について歯舞、色丹諸島が含まれていない点は調印四十九カ国の一致した見解であり、一方、国後、択捉島については条約上明確化されていないことについて日本の全権吉田元総理が、平和会議において特に発言を求めて日本の考え方を述べ、記録にとどめ、問題を将来に残した記録があるが、千島列島の範囲についてこの調印諸国はいかなる見解を示しておるのであろうか、この点についてお伺いをいたしたい
ただ、ポツダム宣言を受諾してサンフランシスコ平和条約を調印いたしましてから、それぞれの国内の各党のお立場によって国論が分かれたということは事実でございますが、いま問題になっております択捉、国後あるいは歯舞、色丹諸島を国際法上合法的にソ連が取得した根拠は何もないと私は思っております。この点についてまず御見解を伺いたいと思います。
○鳩山国務大臣 政府は、北方四島が日本の古来の領土であるという主張をいたしておりまして、御承知のように歯舞群島あるいは色丹諸島は北海道の一部である、この点につきましては諸説も一致しておるところと思います。
○宮澤政府委員 一九六〇年にいわゆるグロムイコ覚書というものがございまして、この覚書は、要するに日本に外国軍隊が駐留している限りは歯舞及び色丹諸島を日本に引き渡すという約束の実現は困難である、こういうことを述べたものでございます。
さらに考えてみますれば、鳩山首相が訪ソした際の共同宣言、あれで歯舞、色丹諸島はこれを引き渡す、こう書いてある、国後、択捉について何ら触れていないということは、あるいは言いがかりの根拠としておるのかもしれない。しかし、そう言う理由の根拠をどこに持っているかということもさることながら、とにかくあそこを不法ではありますけれども占拠してしまってもうずいぶん日時もたっておる。
○小平(忠)委員 それでは、日ソ共同宣言によりますれば、この歯舞、色丹諸島は、日ソ平和条約の締結後に返還されるというようになっておるのでありますが、その他の諸島については全く触れていないのであります。これらはソ連の主張するように解決済みの領土に含まれている、こういうふうに解釈されますか。
このような実情にかんがみ、今後、国後、択捉、色丹諸島全面積分として普通交付税需要額に算入交付されるよう制度の改正方を配慮せられることは、これら領土が本来わが国固有のものであることから、論理的にも当然と首肯し得るものであると考えるのであります。 次に、墓参問題について申し上げます。 この墓参については、日ソ両国の友好善隣関係を改善する上において大きな役割りを果たしてまいりました。
それから、日ソ漁業の問題について最後に触れてみたいと思うのですが、例の歯舞、色丹諸島への接岸操業等を内容とする赤城私案の問題、これと引きかえにソ連のほうから日本への寄港要求が出されて今日に至っておる。日本政府のこの問題に対する取り扱いの方針、見通し等についてお伺いしたいのです。
第四のグループは、お手元の表の一一ページから一六ページまでの、一五七四号から二二六九号までの、沖繩、小笠原あるいは歯舞、色丹諸島の祖国復帰等に関する請願、いわゆる領土問題に関するもの八件であります。いずれもすみやかに施政権の返還あるいは固有の領土復帰について政府が努力されたいというものであります。
九一一号) ○在日朝鮮公民の祖国往来に関する請願(第一五 一八号) ○沖繩の日本本土復帰促進に関する請願(第一五 七四号) ○沖繩の即時日本復帰に関する請願(第一七五八 号)(第二二三四号) ○沖繩の祖国復帰に関する請願(第二二六八号) ○沖繩、小笠原諸島の施政権回復に関する請願 (第一七三二号) ○日本固有の北方領土の日本復帰促進に関する請 願(第一五七五号)(第一七三一号) ○歯舞、色丹諸島
○角屋委員 そこで日ソの漁業関係の問題については、いま俎上にのぼっております歯舞、色丹諸島におけるコンブの安全操業問題というのが御承知のようにあるわけであります。
そこで高倉委員が「過般の講和会議においてダレス全権が、歯舞、色丹諸島は千島列島でない、従ってこれが帰属は、今日の場合国際司法裁判所に提訴する道が開かれておると演説されておるのであります。」一体これはどうなんですかということを吉田総理にお尋ねをしたところが、吉田総理はこの点についてはこう言っているのです。
しかるに、ソ連側は領土問題は解決済みであると言って審議に応じないという態度をとっておりまして、わが国固有の領土である択捉、国後諸島の返還を要求する日本国民の声を取り上げることなく、また同じく共同宣言第9項に明文をもって約束されております歯舞、色丹諸島の返還についても、日米安保条約の締結に関連し、これに新たなる条件を付するという理不尽な態度をとっているのであります。
歯舞、色丹諸島には、多数の国境警備隊の沿岸部隊がおる模様であります。なお、千島方面では、国境警備隊の海上監視艇が配置されている模様であります。択捉、国後、ここには数カ所の航空基地がある模様であります。
昨年私は歯舞村の方に向ってこの委員会から視察に参ったのでございますが、まことに歯舞、色丹諸島は北海道の本島から見ると指呼の間にあって、これは従属しておる島であることはよくわかるのでありまして、先般の日ソ交渉においても、行く行くはこれらの島を日本に返すということで了解ができたようでございますが、今一番あの地方の漁民の困っておる問題は、その歯舞、色丹島の周辺における漁業ということであります。
根室町では根室支庁長の催しで、管内市町村長並びに歯舞、色丹諸島関係者の懇談会が開かれました。席上、根室町、歯舞村、和田村の合併問題、歯舞、色丹諸島帰属受け入れに関する諸問題、択捉、国後島返還等について現地の声を聞いたのでありますが、その帰属に対する熱烈な住民の要望には、こうべをたるるのみでありました。領土たな上げで日ソ国交再開の今日、同情にたえないものがあります。
歯舞、色丹諸島などの領土の問題について、これらの地域をソ連が占領している状態を変えまいという態度については変っておらない、こう言っておる、これはどうですか。ソビエト側は歯舞、色丹を譲るということを言っておるのに、日本の国内には政府はこれを発表しないで隠しておいて、そうして重光外務大臣がわざわざ歯舞、色丹についてはまだ返すということは言っておらないということを十三日に発表しているじゃありませんか。
なお私の調べましたところが誤まりでなければ、歯舞、色丹のうちの色丹諸島も明治十八年に千島国に包含されておる。これは行政的の関係であります。私はこれらの二点がサンフランシスコの講和会議において今の南千島を千島に包含するかいなかということを決定する重要な要素をなしておると確信しておるのでございますが、その点に対する大臣の御答弁を伺いたい。
中立地帯拡大の構想といたしまして、スカンジナビアからバルカンに及び、さらにアフガニスタンを経てインド、ビルマ、ヴェトナム、台湾、日本に至るところの巨大な弧状の緩衝地帯を設けんとしている、そのために、日ソ交渉が始まると、日本の中立化のために喜んでその代価を支払う旨をソ連は明らかにするであろう、これは主として千島、南樺太に対する日本の領土的要求に満足を与えることになるかもしれない、として、まず歯舞、色丹諸島
昨日かのこの委員会におきまして、総理は、日ソ交渉に関しまして日本の領土の問題、千島の問題あるいは南樺太の問題等について言及せられまして、歯舞、色丹諸島は、これは日本の領土でありますからこれを要求するのは当然であるが、千島、南樺太は、日本は講和条約によってこれを放棄しているからして、これはなかなかむずかしいと、いかにも何か千島、樺太の方は断念されたような答弁があったのでありますけれども、歯舞、色丹はもちろん